呼吸と姿勢(2)|身近に健康を!横須賀市さたけ接骨院㉑
呼吸をしているとき人の身体の中では何が起きているのか?
前回、空気は鼻や口から身体の中に入り肺に送られ、鼻や口から出てくるって言いましたよね。図は呼吸の肺の模式図です。
この時の肺の仕組みを解説していきます。実はこれが腹式呼吸や胸式呼吸と言われる所です。姿勢のポイントですよ。
息を吸うと胸が膨らみますよね。これは肺に空気が入って膨らんでいる状態です。実は、肺には自ら膨らんだり縮んだりする力はありません。
ではどういう仕組みで肺は空気の出し入れをしているのか。肺の周りにある胸郭と肺の下にある横隔膜が伸び縮みして肺を操作しています。
そこで腹式呼吸ってやつですね。図は呼吸のによる肺の模式図です。
実際、腹式呼吸は難しいという方が多いです。何が難しいのかというと、出来ているのかどうか分からないんです。
「息を吸って、胸じゃなくお腹に空気を溜めて」って言われるけど、お腹に空気が入ったかどうか分からないんですね。
でも実は分からないんじゃなくて、呼吸でお腹に空気はたまりません。
たまたまお腹に入る事もありますけどね。ちなみにそれはゲップやおならになります。
呼吸の主役は「肺」です。肺に空気が入って酸素と二酸化炭素を交換しています。
では、なぜ腹式呼吸と言うのか・・。それは「横隔膜」がポイントになります。空気が肺に入り肺が膨らむと肺の下にある横隔膜が下に伸びます。
そうするとお腹にある物(内臓やら腹膜、筋肉、筋膜など)が押される。
今度はお腹にあるものが内側からお腹を押す為、お腹が膨らむんです。
ですから、実は皆さん腹式呼吸をしているんです。あばらとお腹の境を触りながら息を吸うとお腹が膨らむのが分かりますよ!
次回は胸式呼吸を紹介します
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